
民泊の集客を、AirbnbなどのOTA(民泊予約サイト)だけに頼り切っていませんか? 近年は「MEO(Map Engine Optimization=マップ検索最適化)」という言葉をよく耳にするようになりました。 SEO対策と並んで、Googleマップへの施策は民泊運営における集客の柱になりつつあります。
このコラムでは、民泊運営においてGoogleマップが持つ重要性と、具体的な活用ポイントをお伝えします。 当社の実例もまじえながら解説しますので、ぜひ参考にしてください。
Googlemapで集客する4つのメリット
旅行前にGoogleマップで宿泊施設を探すユーザーが増えています。 Googleも「旅行前にエリア内のホテルや飲食店をマップで調べる」という行動が多いと発表しており、 マップ上に施設を登録しておくことで、新たな接点を作れるわけです。
民泊運営においてGoogleマップ対策を強化する主なメリットは、次の4つです。
OTAに頼らずに見つけてもらえる
Airbnb・Booking.comなどの予約サイト外から集客できます。 「空港の近くに泊まれる場所はないかな」「このテーマパークの近くの宿は?」と マップから検索するユーザーを取り込めます。
手数料なしで直接予約を受けられる
OTA経由だと3〜15%程度の手数料が引かれます。 Googleマップ経由でSNSやホームページに誘導できれば、 ダイレクト予約(手数料ゼロ)の獲得が可能です。
ゲストが施設へ迷わずたどり着ける
住所だけでは伝えにくい場所の施設でも、マップのURLをそのまま送れば ゲストがナビとして使えます。ストレスなく施設に到着できれば、ゲスト満足度の向上にも繋がります。
マーケティングのデータとして活用できる
当社の熊本施設は当初「ゲストへのルート案内」目的でGoogleマップに登録しました。 しかし運営を続けるうち、「マップ経由で当施設を見つけて予約してくれるゲスト」が想定以上に多いことに気づきました。 さらに「ログハウス」「温泉」といったキーワードで検索されていることもわかり、マーケティングデータとしても活用しています。

Google Business Profile に登録しよう
まず、Google Business Profile(以下、GBP)に登録しましょう。
ここに登録することで、googlemapの検索で表示されるようになります。
注意点としては、「実在する施設と証明する」ことです。
GBPに登録すると、Googleは「その施設が本当に存在するか」「登録者が正当な管理者・所有者か」をチェックします。 ウェブ上の情報を広くスキャンするため、ホームページや公式SNSがあると審査がスムーズです。
ホームページがない場合、「住所の確認できる動画の提出」などを求められるケースがあり、手間がかかります。 民泊を始める段階で、簡易的なものでよいので施設のホームページを作っておくことをおすすめします。
審査に通過したら、次のステップが重要になります。それが施設名の表記統一です。
【最重要】施設名の表記統一がMEOの要
GBPに登録するうえで、見落としがちでありながら最も影響が大きいポイントがあります。 それが「施設名の表記をあらゆる場所で完全に一致させる」という作業です。
GoogleはOTA・ホームページ・看板・GBPに登録された施設名を横断的に照合します。 少しでも異なる表記があると、Googleが「同じ施設ではない」と判断し、 検索での表示順位を下げる原因になります。
表記統一はMEO対策の基礎中の基礎であり、どれだけ写真や投稿を充実させても、 名前がバラバラでは効果が半減します。登録・更新の際は必ず確認してください。
一致させるべき表記は、主に以下の4つです。
- Airbnb・Booking.comなどOTAの施設名
- 施設のホームページに記載した施設名
- 実際の建物の看板・インターフォンに表示した名前
- Google Business Profileに登録する施設名
NG例:表記がバラバラ
- OTA:ゆめゆめハウス
- 看板:YUMEYUMEHOUSE
- HP:遊べる民泊ゆめゆめハウス
- GBP:YumeYume House
OK例:表記がすべて同じ
- OTA:ゆめゆめハウス
- 看板:ゆめゆめハウス
- HP:ゆめゆめハウス
- GBP:ゆめゆめハウス
英語・カタカナ・ひらがな・漢字の混在も「別物」と判断される可能性があります。 OTAのプロフィール・ホームページ・看板・GBPの4か所をセットで見直し、 一字一句同じ表記に統一してください。既存施設の方は今すぐ確認しましょう。
施設のホームページやS N Sを作ろう
GBP登録の審査をスムーズに通過し、なおかつダイレクト予約を取り込むためには、 施設のホームページやSNSを用意しておくことが理想的です。
ホームページが果たす2つの役割
ひとつは「Googleへの信頼性の担保」、もうひとつは「OTA手数料のかからない予約経路の確保」です。 OTA手数料を節約したいなら、問い合わせフォームやメール予約でも構いません。 「空き日程をゲストにメールで確認してもらい、カレンダーを手作業でクローズする」という方法が最もシンプルです。
予約システムの活用も選択肢のひとつ
より本格的にダイレクト予約を受けたい方には、民泊向けの予約システムの導入も有効です。 たとえば「旅チャットエンジン」(tabichat.jp)は、 初期費用なし・予約金額の3%手数料のみで利用できる予約システムです。 OTA経由よりも手数料を大幅に抑えられるため、稼働率が上がるにつれてメリットが大きくなります。
情報は常に最新&充実させよう
GBPはプロフィールを作って終わりではありません。 情報の質・量・更新頻度の3つがMEO評価に直結します。
① 登録できる情報はすべて埋める
施設カテゴリ・営業時間・電話番号・ウェブサイトURL・アメニティ情報など、 入力できる項目はすべて記入しましょう。Googleは「情報量の多い施設を詳細な情報提供者とみなし」評価を上げる傾向があります。 Q&A欄は自施設で質問・回答を作成することで、よくある問い合わせへの対応にもなります。
② 写真は100枚以上(動画含む)掲載する
外観・内観・設備・周辺環境など、さまざまなアングルで撮影した写真を100枚以上掲載してください。 ただし、周辺のコンビニや観光スポットの写真を施設写真として登録するのはNGです。 「異なる場所の写真が混在している」とGoogleに判断された場合、信頼性の低下につながります。 あくまで自施設の写真のみを使用してください。
③ 週1〜2回、定期的に最新情報を投稿する
定期的な投稿は「アクティブな施設である」というシグナルになり、検索表示に良い影響があります。 毎回一から文章を考えるのは大変なので、 「毎回変わる冒頭文(変動部分)+変わらない施設の基本情報(固定部分)」の組み合わせが効率的です。 たとえば「今週末はまだ空きがあります。ログハウスで温泉を楽しみたい方、ぜひどうぞ!」+固定の施設情報、というイメージです。

投稿文に「ログハウス」「温泉」など、ゲストが検索しそうなキーワードを自然にちりばめると、 関連検索での表示機会が増えます。
積極的に口コミを集めよう
Googleマップの評価は、検索順位だけでなく「宿泊するかどうかの判断」にも大きく影響します。 口コミ件数と評価スコアは、ゲストが施設を選ぶ際の重要な基準のひとつです。
室内にQRコードを掲示する
宿泊後にOTAの口コミを書いてもらうのは一般的ですが、 それに加えてGoogleマップの口コミURLをQRコードにして室内に掲示すると効果的です。 設置場所としてはトイレが最も効果的という実感があります。 滞在中に必ず立ち寄る場所であり、スマートフォンを手にしていることが多いためです。

OTAの口コミとの相乗効果を狙う
AirbnbなどのOTA上の口コミを充実させることも、Googleへの間接的な信頼構築につながります。 両方のチャネルで評価が高まると、新規ゲストへのアピール力が倍増するのです。
最後に…
民泊を運営する上で、どのようなニーズでゲストが予約してくれたのかをしっかり捉えることで、ダイレクト予約(利益率高い)を獲得する可能性が高まります。
本コラムを参考にしていただき、皆様の民泊運営に役立てていただけますと幸いです!
民泊の始め方について悩む方のあらゆる相談にのります 民泊の始め方、プロに気軽に相談!30分ビデオチャットで解決!
—このコラムを書いた人—
ゆめゆめトラベル https://www.yumeyumetravel.com/

ゆめゆめトラベル 代表 浅井 夢
所在地:東京都三鷹市井の頭4-16-6-403
住宅宿泊管理業者
登録番号:国土交通大臣(01)第F03187号
登録年月日:令和6年2月15日
